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常例仏教講座 横内教順師
「わたしたちの頑張り、努力、はからい、年齢、生き方、死に方、何ひとつ条件とすることなく、がんばった人も、がんばることができなかった人も、同じく、等しく、必ず救われてゆく道がある。」
ある時、一般企業で働く友人から、「それは不平等だね。がんばった人がいい場所へ行き、がんばらなかった人はそれなりの場所に行く、そちらのほうが公平で平等じゃないか?」と言われたことがありました。なるほどそういう考え方もあるのかと、ある意味、目から鱗が落ちるような気がしました。それが現代の考え方、物差しかもしれません。
たしかに、元気な時はいいかもしれない。より良い生き方をする、より良い時間を過ごす、より良い習慣を身に着ける、より良い自分になる。そのために、がんばる。それでいいと思う。
でもそれは、がんばれない人にとって、つらくないですか?
私が京都で勉強をしているとき、ある先生がこうおっしゃいました。
「もし目の前で、今まさに命を終えてゆく人に、こう生きたら良いですよ、こう頑張ればより良く生きられますよ、という話をして、その人は本当に安心できるのですか?」
その先生の言葉は、当時、もっと仏教も現代人に通用するような、人生や仕事に役立つような説き方をしなければならないと思っていた私の考えを大きく揺さぶりました。
「もう一歩も歩くことができないくらいつらい思い、悲しい思いを抱えている時に、今いのち終えてゆくこの時に、慶ぶことができない話はウソなのかもしれないな。
自分が元気で、立派で、賢い時には役に立っても、本当にしんどい、つらい、悲しい、苦しい時、その時に慶べないのであれば、それは本物ではないのかもしれないな」と。
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朝ヨガ @ 徳浄寺
写真はちょうど咲いていた庭のアヤメたち。はかなくも美しいです。
初夏の気持ちいい風が吹く朝に、朝ヨガ @ 本堂。
ココロとカラダを意識して、向き合う時間。
楽しく、無理なく、気を楽にして参加いただける素晴らしい時間です。
次回は7月を予定しております。
お待ちしております。
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そうぞく寄席 in 徳浄寺
第2回そうぞく寄席を開催しました!
今回も、林家ぼたんさんをお招きし、落語のお噺をきかせていただきました。
そもそも、なんでお寺で寄席を、しかも「そうぞく寄席」として
相続の専門家さん、司法書士さんに相談もできる機会を設けたのか。
いくつか理由があります。
例えば、49日法要の時にはご親戚あわせて20名くらいお参りしていたのに、1周忌法要には施主さんお1人。お話しを伺うと、相続でご兄弟たちと揉めて
しまったのでお1人でいらっしゃったとのこと。やはり、相続でご親戚との関係が悪くなってしまうことは、多々あるようです。
遺言や終活、相続にまつわる最近よく聞く言葉ではありますが、ただお金や資産を遺すだけでは少し寂しいなと思うのです。相続を、ただの財産を移動する目的ではなく、
暖かい思いを次の世代に遺す手段になったらいいなと思うのです。暖かい相続にする方法を、専門家の方と気軽に相談できる機会を持ってもらえたらと思うのです。
もっと多くの方に参加いただけたら、とは思うのですが、なかなかうまくいきませんね。前回は地域のお祭り、今回は大田区区議会選挙に日程がぶつかってしまいました・・・。
ただ、参加者の中にはご自身で相続について悩んで、いい機会だと思い相談しにきましたという方が数名おられたので、その方たちにとって少しでも役に立つ機会となったとしたら、こんなに嬉しいことはありません。
また今回は木戸銭を500円以上いただき、その全額を西本願寺で推進している「子どもたちの笑顔のために募金」に寄付させていただきました。
そうぞく寄席で自分のいのちを考える機会をもち、相続で家族が争わない方法をしっかり用意して、自分の思いを次の世代へ伝える。その活動が多くの子どもたちの笑顔につながればいいなと思います。
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常例仏教講座 増田廣樹師
4月の常例仏教講座。茨城県清心寺、増田廣樹師をお招きし、お取次ぎいただきました。
誰もが「わたし」を中心に、壁を作り生きています。となりの人と比較して、勝った負けたと一喜一憂しながら評価し、評価をされる、指を指し、指を指されながら生きている。建前の鎧を着て、ほんとうの自分を押し込めて、小さく小さく生きているのが私たちの世界ではないですか?
「十方微塵世界の 念仏の衆生をみそなわし 摂取してすてざれば 阿弥陀となづけけたてまつる」
「十方微塵世界」とは、遠くの世界のことではなく、小さな世界を作りもがき苦しみ生きている、まさにこの私の姿を言い当てられた言葉でありました。
増田先生、ありがとうございました。
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朝ヨガ @ 徳浄寺
ココロとカラダをみつめ、整える、朝ヨガ。
今回は多くのパパとお子さんも参加してくださいました!
普段お寺に来るご縁がない方が、仏さまの前に来て下さる。
それだけで、有難いなと思うのです。
南無阿弥陀仏
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お寺の新年会
普段いろんなお手伝いなどでお世話になっている総代・世話人さんたちとの恒例の新年会。
いつも担当地区のお世話人幹事のもと開催させていただいております。最近はお寺の白蓮の間で行うことが多いです。
皆様、近くて楽ですし。
画面資料を見ながら、真面目に会議中。。。
ではなく、幹事さんに機材をご用意いただきカラオケ中です!
皆様いつもありがとうございます。
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寺ヨガ @ 徳浄寺
12月8日の土曜日、朝8時から本堂にて新國さんにヨガ教室を開催していただきました!
私もこっそり娘と一緒に参加させていただき初ヨガ体験。
すごく良かったです!初心者が多めだったので、先生はそれに合わせてやさしく調整してくださいました。
個人的なヨガを体験しての感想としては・・・
「普段は気付かないけれど、自分を支えてくれている根っこの部分に意識を向け、気付き、いたわり、整え、大切にすることによって、豊かに生きることができる」
仏事とも通じるものがあるなぁと感じたのはお坊さんすぎるでしょうか。
急用やお子さんの発熱等で参加できなかった方もけっこうおられたようですが、それでも多くの方にお越しいただきました。皆様ありがとうございました!
新國さんと次回の寺ヨガのスケジュール相談もしておりますので、日程が決まったらまたご案内させていただきますね。
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そうぞく寄席 ご報告!
そうぞく寄席 in 徳浄寺
小雨が降る中、大勢の方にお越しいただきありがとうございます!ご門徒さんはもちろん、徳浄寺に来るのは初めてという地域の方もたくさんお越しいただきました。
まずは、林家ぼたんさんのお噺『近日息子』から幕を開けます!
引き続き司法書士の堀口泰一郎さんから、実際にトラブルとなってしまったケースを紹介していただきながら相続の支度をする大切さをお話しいただきました。支度をしておけばよかったと後から思うのが常ですよね。
中入りを挟んで相続診断士の平井秀幸さんからのお話。
「健康診断と同様に、相続の問題が起こらないか専門家に診てもらうことが大切なのだけれど、ほんの数パーセントの方しか実際はしていない。」
今回のそうぞく寄席では堀口さんと平井さんにご協力いただき、相続のトラブルが起こる状態にあるかどうか、その診断までは無料でしていただくことができます。もし問題が見つかって、その治療法をお願いするならば相応の費用は発生しますが、ちゃんと専門家に状況を見てもらい、アドバイスをいただけるのはとてもいいと思いました。
最後にぼたん師匠から『片棒』を聞かせていただき、そうぞく寄席は幕を閉じました。
林家ぼたんさんのお噺はもちろんのこと、専門家から聞かせていただくそうぞくのお話が想像以上におもしろかったです!
実際の人間模様と対策の重要性を聞けて本当に興味深く、皆様よろこんでくださいました。私はまだ若いから大丈夫と思っていたら大間違いだなぁと、気付かせていただきました。
終演後の無料個別相談も大変好評で行列ができるほどでした。
事前にちゃんと準備をすることで、避けることができる苦しみは避けていただきたい。そんな思いで開催させていただいた「そうぞく寄席」
皆さま本当に楽しかったと、そしてためになったと喜んでいただき、開催して良かったです!
また開催しますので、今回お越しいただけなかった方は是非次回をお楽しみに!!
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「お寺でお茶席」を開催しました
4月7日土曜日、お寺でお茶席を開催いたしました。
新緑の庭園の前で薄茶を楽しみながら、穏やかで和やかな時間をお過ごしいただきました。
薄茶のお茶席は、気楽にお話ししながら楽しむことができるものなのだそうです。
とはいえ皆様少し緊張されながらも、日常から少し離れた雰囲気を楽しんでおられたようでした。
また是非開催できたらと思います!
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川崎での法話会
2月18日、川崎市にて介護事業を展開する株式会社ジャパウィンさん主催の法話会にてお取次ぎをさせていただきました。会社の地域貢献事業の取り組みとして初めての法話会の講師としてお声掛けいただき、光栄であると同時に責任の重さを感じつつ精一杯お話しさせていただきます。川崎市労働会館の一室を会場として、地域の方やデイケア利用者の方など30名以上お集まりいただきました。
6歳から80代の方まで幅広い年齢層で、普段お寺とご縁のない方もおられたようですが、皆様とても熱心に聞いてくださり有難い限りでした。お寺を会場とした法座ではなく、市民ホールなどの場所で開催されたほうが一般の方は気軽にお参りいただけるのかもしれないと気付きをいただきました。大変尊いご縁をいただき、私自身も学び多きご法座を賜りましたこと心より感謝いたします。南無阿弥陀仏。